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研究室・附属施設の紹介

分析薬科学系 代謝分析学

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スタッフ

教授 安井 裕之(博士(薬学))
講師 吉川 豊(博士(薬学))

概要


「原始生命」は「原始地球の大気中成分(メタン、アンモニア、二酸化炭素など)と自然エネルギー(太陽光、雷の放電、放射線や熱など)」が反応して誕生しました。そこから高度に進化していく過程で「生命」は多くの元素を取り込んできたのです。しかし、これらの因子が「生命」の維持と継続にどのように関連しているのか、多くのことがまだ分かっていません。その中で、代謝分析学分野では、生命誕生の神秘に畏敬の念を抱きながら「現代のストレス社会において健康な人生を全うする」ことを大きなテーマとして「薬学」の立場から研究しています。具体的には、生活習慣と健康、環境と健康、疾病と健康をターゲットとして、疾病を予防する薬や改善する薬を開発することを目指しています。既成の概念だけにとらわれず、新しいアイデアを導入し、現代の問題点にチャレンジしています。現在の研究テーマとして、次のような内容に取り組んでいます。

研究内容

〔1〕 生活習慣病を予防・改善する研究
対象は、肥満、糖尿病、高脂血症、高血圧、免疫系疾病などで、予防や改善効果を発揮する候補物質を主に天然由来物質から探索し、誘導体化を試みます。また、無機医薬品についても候補物質の物性を解析します。

〔2〕 酸化的障害および老化亢進を予防・改善する研究
酸化ストレス障害から生体を防御するため、酸化防止薬の候補物質について有効性を研究します。また、サーチュイン活性化物質を探索・設計することにより、次世代の老化抑制薬の候補物質について研究します。
さらに、酸化ストレスや老化に関するバイオマーカー(BM)を探索し、それらにもとづいた候補物質の機能性評価を目指します。

〔3〕 肝機能障害および消化管障害を予防・改善する研究
敗血症や肝炎モデルによる肝機能障害、潰瘍性大腸炎やクローン病といった消化管障害について機構を調べ、改善する候補物質を探ります。

〔4〕 医薬品の体内動態解析に関する研究
抗菌薬、血栓予防薬、抗ガン薬のPK/PD解析について動物を用いて研究します。また、スピンラベル医薬品を用いた生体計測-体内動態解析法の開発を目指します。

〔5〕 新しいアイデアにもとづいた分析法を開発する研究
現代は、新しいアイデアにもとづいて分析法を開発することが、新しい生命現象の発見や解明につながります。ICP質量分析やRIトレーサーを用いた生体微量元素の動態、ヒト血液中や動物組織中の遊離型薬物濃度の定量を中心として新しい生体分析法の開発を目指します。

〔6〕 臨床薬学研究(医療薬学)に貢献する研究
臨床分析化学やPK/PD解析の方法を用いて、ヒトにおけるバイオマーカーの探索研究、血中遊離型薬物濃度にもとづいた医薬品の投与設計法を研究します。

〔7〕 学外研究期間との共同研究
東京薬科大学、早稲田大学生命理工学部、理化学研究所、成蹊大学理工学部、大阪市立大学理学部、神戸女子大学、市立堺病院との共同研究に参加します。

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