生薬学分野
研究内容
生薬学分野では、古来、人類が利用してきた天然薬物や西洋ハーブおよびスパイスなどの薬用食品を素材とし医薬先導化合物や機能性成分の開拓を志向した研究を行っています。さらに、活性成分の作用メカニズムや活性発現の必須構造の解明など構造活性相関の解析および分子プローブを設計応用して標的分子の解明を進めています。主な研究テーマは、①薬用食品やハーブ類に含まれる抗アレルギー、抗炎症、抗がん、抗糖尿病、抗肥満作用成分などの探索、②メディシナルフラワー(薬用花)からの生体機能性成分の探索、③優良和薬の確保・供給のための研究です。

教員紹介

キーワード
生薬学、天然物化学、漢方医薬学、天然薬物、薬用食品、医薬品先導化合物
モットー・好きな言葉
一期一会
研究分野
薬用植物由来酵素を活用した難治性疾患治療薬の開発研究
植物から得られる成分およびその誘導体は、複雑で多様性に富んでおり医薬品の“種”として有用です。私は、薬用植物、特に、食用にも供されている“薬用食品”(例えば、ネギ属植物ネギ・ニンニク、アブラナ科植物カブなど)に着目し、それらの機能性関与成分を利用した難治性疾患治療薬の開発研究に取り組んできました。最近では、植物から得られる二次代謝酵素群を利用することで、天然型のみならず非天然型の機能性化合物の合成を行っています。また、得られた化合物をもとにして、脳腫瘍やアルツハイマー型認知症に対する治療薬および抗(単純ヘルペス)ウイルス薬などの開発研究を進めています。

キーワード
生薬学、天然物化学、漢方医薬学
モットー・好きな言葉
温故知新
研究分野
植物酵素を利用した新規機能性成分の探索
植物が産生する成分は多彩な化学構造を有し、豊富な生物活性を示すものが数多く存在しています。このような植物を基盤とした機能性成分の探索を行っています。これまで、薬用植物から得られたテトラサイクリックイリドイドなどの成分を利用し、オートファジー制御、メラニン合成制御、精子活性化など、多岐にわたる生物活性を見出してきました。現在は、植物が有する機能性成分の生合成過程に関わる酵素に着目しています。これらの酵素を特定・使用し多様な化合物を生み出すことで、新たな医薬品の創製を目指しています。特に、難治性のがんである膠芽腫に有効な物質を探索することに注力しています。