臨床薬理学分野
研究内容
生活習慣病の代表的なものに高血圧、糖尿病、脂質異常症などがあります。「血管病」としての冠動脈疾患が増加する事が予想される一方、「メタボリックシンドローム」や「慢性腎疾患(CKD)」が冠動脈疾患の危険因子として重視されています。また、脳梗塞や脳出血等の「脳卒中」は、死亡には至らなくても、その後の患者・家族の生活のQOLを著しく低下させ、その最大のリスクが4000万人を超える患者数を示す「高血圧症」です。研究室では血管病の予防に関する薬物・食品の効果を中心に、様々な疾患モデル動物を用い、心不全、虚血心筋障害の機序と心筋保護の研究、及び高血圧の成因における中枢の関与と腎臓病を中心とする血管・臓器障害の予防の研究を進めています。
教員紹介

キーワード
循環器内科学、生活習慣病、心不全、心筋梗塞
モットー・好きな言葉
患者さんに学ぶ/The more we do, the more we can do.
研究分野
心不全、心筋障害の病態解明および新規治療法の開拓
心臓は常に収縮拡張を行い、血液循環を担う臓器であり、そのエネルギー産生を豊富なミトコンドリアが担っています。心不全時には、このミトコンドリアが障害を受け、その形態変化とともにエネルギー代謝が変化することが知られています。このミトコンドリアの病態下での変化を詳細に検討し、その変化を制御する因子の調整による心不全治療の可能性について、心不全モデル動物や、心筋培養細胞をつかった研究を行っています。また、医薬品の開発には多大なコストと時間が必要なため、実際に治療に使用されている医薬品の多面作用の検討によるエコファーマを用いた心不全治療薬への応用も研究しています。

キーワード
薬理学、生理学
研究分野
動脈硬化抑制薬を目指した薬理学研究
■細胞外マトリックスからの治療ターゲットの探索
細胞間を繋ぐ構造的な支持体と考えられてきた細胞外マトリックスの中には、様々な機能を発揮するものが存在することが解明され始めています。未だ研究途上である細胞外マトリックスの中から、動脈硬化の治療標的となる分子を見出し、新薬開発に繋げることを目指しています。
■ドラッグリポジショニングによる動脈硬化抑制薬の開発
すでに他の病気の治療薬として使用されているものを動脈硬化抑制薬にも応用できれば、より早く、より安全に患者さんに届けられるはずです。そんなドラッグリポジショニングによる動脈硬化抑制薬開発を目指しています。