臨床薬学教育研究センター
研究内容
研究においては、臨床現場で提起された問題点に対してその解決策を見出すことを目的に適切なデータの収集・解析を行い、その結果を臨床へフィードバックしてより良い薬物治療に貢献することを目指している。臨床薬物治療や医薬品開発に関わる基礎的・臨床的研究として以下のテーマを中心に研究を行っている。 1)臨床薬物治療および医薬品開発におけるファーマコメトリクス、モデリング&シミュレーションに関する研究、2)患者情報や副作用データベースを用いた、がん化学療法をはじめとする薬物治療効果や副作用の評価に関する研究、3)緩和医療における薬剤師介入に関する研究、4)がん化学療法等の臨床薬物治療時のQOLを考慮した費用対効果評価に関する研究、5)患者コンプライアンス向上を目的とした医薬品適正使用に関わる医薬品情報評価研究、6)フィジカルアセスメント、在宅医療などに関する職能調査研究。
教員紹介

キーワード
医療薬学、がん薬物療法、医薬品情報
モットー・好きな言葉
実るほど頭を垂れる稲穂かな
研究分野
薬物療法のリスク最小化及び薬剤師業務の可視化に関する研究
近年、多くの新規医薬品が臨床の場に登場し、薬物療法は大きく変化しました。医薬品は有効に作用するだけでなく、時として思わぬ有害作用をもたらすこともあります。薬物療法におけるリスクを最小にするためにどのような情報提供ができるのかを研究します。一方、薬剤師は医療の担い手として、医薬品を適正に使用するために様々な業務を行っています。公的データベースなどを利用して薬剤師業務を可視化することで、薬剤師が医療の中でどのような貢献をしているか明らかにしたいと考えています。

キーワード
睡眠薬、睡眠薬適正使用、健康食品、機能性食品、サプリメント、服薬指導
モットー・好きな言葉
一期一会
研究分野
医薬品、健康食品の有効性・安全性評価に関する研究
薬剤師は服薬指導を通じて処方薬の有効性・安全性に係る評価を行い、必要に応じて医師と処方内容を協議するなどの積極的な取り組みが、医薬品の適正使用へとつながります。そこで、臨床現場において下記の調査および研究に取り組んでいます。
1)睡眠薬の服用状況と副作用の実態調査2)睡眠薬服用患者における処方薬の有効性・安全性に係る評価
3)患者への服薬指導や医師との協議による睡眠薬適正使用について
4)健康食品の使用状況と医薬品との相互作用の実態調査これらの結果を踏まえ、臨床現場の薬剤師が介入できる適切な服薬指導や医薬品の適正使用情報を提供することを目指しています。

キーワード
社会薬学、地域医療学、救急医療学、セルフメディケーション、アンチ・ドーピング、多職種連携教育(IPE)
モットー・好きな言葉
継続は力なり/志操堅固/3時間机で勉強するよりもベッドサイドの15分が勝る
研究分野
地域医療における薬剤師の役割に関する社会薬学的調査研究
■地域医療学・在宅医療
薬局薬剤師が在宅医療で果たす役割や具体的な活動の特徴を分析し、業務改善や支援体制の構築につなげる研究を行っています。
■救急医療学、災害支援
災害時や救急現場における薬剤師の支援活動を調査・分析し、実務上の課題とその解決策を見つける研究を行っています。
■アンチ・ドーピングと薬物乱用対策
アンチ・ドーピングや過量服薬(オーバードーズ)など一般大衆薬(OTC)を含む医薬品の乱用リスク評価について薬剤師が関与できる予防・対策を研究しています。
■多職種連携教育(IPE)
薬剤師・看護師・理学療法士・作業療法士などの多職種連携と現場での協働を促進する教育プログラムの開発と評価を行っています。

キーワード
薬剤師職能向上、地域医療、生活習慣介入、フレイル予防、骨格筋、温熱耐性、熱ショックタンパク質
モットー・好きな言葉
質実剛健
研究分野
地域医療への貢献を目指した薬局薬剤師の職能向上と健康維持に関する研究
薬局薬剤師の専門性を高めることは、地域医療の質を向上させるために重要です。本研究では、これまで基礎研究で明らかにしてきた「温度の変化が細胞の働きに与える影響」という知見を活かします。そして、入浴や運動、食事など温度変化を伴う生活習慣を健康維持にどのように有効活用できるのかについて臨床研究レベルで検証します。大学での研究視点と薬局での実務経験を融合させ、地域の人々が病気を予防し健康寿命を延ばすための環境づくりを目指します。こうした取り組みを通じて、次世代の薬剤師の育成にも貢献します。

キーワード
数理モデル解析、母集団薬物動態解析、薬剤経済分析、医療統計、データベース解析
モットー・好きな言葉
ある事柄を説明するためには、必要以上に多くを仮定するべきでない
研究分野
医薬品による効果や副作用を評価する研究
■数理モデルを用いた薬物動態・薬効解析および経時的変化の予測に関する研究
薬物動態情報や薬効情報をもとに数理モデルを用いて薬物の血中濃度推移や副作用の経時的変化をモデル化し、予測を行っています。医薬品の特性を予測することでより安全な医薬品使用への貢献を目指します。
■大規模データベースを用いた医薬品の副作用情報解析
日本の医薬品医療機器総合機構や米国FDAが収集し公表している大規模医薬品副作用データベースを用いた情報解析を行っています。医薬品を使用時に発生する副作用の頻度等の情報を医療の場に提供することで、早期に副作用を発見する一助となることを目指します。
実務実習
薬学教育モデル・コアカリキュラム(平成25年度改訂版)に従い、薬局実習・病院実習の順でそれぞれ11週間の参加型実務実習を実施する。実習項目は、1. 薬学臨床の基礎、2. 処方せんに基づく調剤、3. 薬物療法の実践、4. チーム医療への参画、5. 地域の保健・医療・福祉への参画である。なお、実務実習に先立ち、直前講義(全体講義、10名程度のグループ講義、および実務実習記録演習)を学内で開講する。
2025年度実務事前実習予定(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)(139.5 KB)
◼️特命教授
五十嵐 惠美子(イガラシ エミコ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
石橋 真理子(イシバシ マリコ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
遠藤 正憲(エンドウ マサノリ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
織邊 聡(オリベ サトシ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
坂上 嘉浩(サカジョウ ヨシヒロ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
四方 敬介(シカタ ケイスケ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
杉本 幸枝(スギモト サチエ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
田辺 和史(タナベ カズフミ)
(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
谷口 昌彦(タニグチ マサヒコ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
中村 直美(ナカムラ ナオミ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
西島 宏明(ニシジマ ヒロアキ)
(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
和田 恭一(ワダ キョウイチ)(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)
備考)その他、学内専任教員が「正・副担当者」として、実務実習における訪問指導を担当する。
ふるさと実習
本学では「ふるさと実習」を推進している。本実習においては、実習生の希望や受入施設(各地区の調整機構)の状況に配慮した調整を経て実習施設等を決定する。実習開始後は、その地域で活躍されている本学の先輩方(上記リスト参照)の協力を得て、実習生一人ひとりに手厚い指導を行うべく独自の訪問指導体制※を構築している。
※実習年度においてふるさと実習を行う地域に特命教員(非常勤)を配置。
ふるさと実習担当教員一覧(PDF)(リンクを新しいタブで開きます)(91.0 KB)