薬学はさまざまな学問分野を基礎とする総合科学です。大学入学時点では、高等学校で学ぶ英語、数学、理科等の科目に関する基礎学力を身につけていることが望まれます。また,さまざまな学問分野を意欲的に学ぼうとする積極的な学習姿勢をもつことも望まれます。
大学は、他者との交流を通じて知識を深め、新たな知見を得るとともに、自己理解を深める場です。このため大学は、多様な背景をもった人々が集う場である必要があります。そこで本学では薬学を共に学ぶ多様な学生を受け入れるために、以下の方針で各入学者選抜試験を実施します。なお、選抜にあたっては、いずれの方式においても調査書を用いて高等学校での履修状況を確認し、合否判定にあたっては総合的に評価します。
【学校推薦型選抜】
指定校制
調査書と面接試験により評価します。本入試では、基礎学力のみならず本学入学後の勉学に対する真摯な姿勢と意欲を重視します。
調査書では一定水準以上の基礎学力(AP1)が身についているか、面接試験では論理的思考力、表現力(AP2)、主体性(AP3)、協働態度(AP4)、薬学に対する志向性や意欲をもっているか、をそれぞれ評価します。
一般公募制
調査書、本学独自の適性検査(英語と理科(化学))、面接試験により評価します。本入試では、本学で薬学を学ぶための必要な学力と意欲を重視します。
調査書では基礎学力(AP1)が身についているかのみならず、日本語での表現力や論理的思考力(AP2)を評価するため国語と数学を評価に加えます。適性検査では本学で薬学を学ぶうえで必要な学力(AP1)および論理的思考力、判断力、表現力(AP2)が身についているか、面接試験では論理的思考力、表現力(AP2)、主体性(AP3)、協働態度(AP4)、薬学を学ぶ意欲をもっているか、をそれぞれ評価します。
【一般選抜】
共通テスト利用前期
大学入学共通テストにより評価します。本入試では、大学入学共通テストを用いて全国で統一された基準の下で学力を評価します。
大学入学共通テストでは本学で薬学を学ぶうえで必要な学力(AP1)および論理的思考力、判断力、表現力(AP2)が身についているかを評価します。基礎となる数学、英語、理科(「化学」必須、「物理」「生物」から選択)に加えて、国語も重視し、日本語を含めた論理的思考力や表現力に長けた学生を選抜します。
主体性(AP3)および協働態度(AP4)については、調査書で確認します。
共通テスト利用後期
書類審査(調査書と志望理由書)と大学入学共通テストにより評価します。本入試では、大学入学共通テストを用いて全国で統一された基準の下で学力を評価するのみならず、本学入学後の勉学に対する志向性や意欲も重視し、評価します。
調査書では基礎学力(AP1)が身についているか、志望理由書では本学で薬学を学ぶ高い志向性と意欲を有しているか、大学入学共通テストでは本学で薬学を学ぶうえで必要な学力(AP1)および論理的思考力、判断力、表現力(AP2)を有しているか、をそれぞれ評価します。
主体性(AP3)および協働態度(AP4)については、調査書で確認します。
一般選抜前期(3教科型)
本学独自の学力試験(数学、英語、理科(化学))により評価します。本入試では、薬学の基礎となる数学、英語、理科(化学)の学力がバランスよく身についていることを重視します。
本学独自の学力試験では本学で薬学を学ぶうえで必要な学力(AP1)、論理的思考力、判断力、表現力(AP2)を有しているかを評価します。
主体性(AP3)および協働態度(AP4)については、調査書で確認します。
一般選抜後期(2教科型)
本学独自の学力試験(数学、英語、理科(化学)の3教科のうちから2教科を選択)により評価します。本入試では、選択した2教科の学力について高い習熟度を求めるだけでなく、出題意図を正確に理解する力や論理的思考力、結論に至るプロセスを正確に記述する表現力を重視します。
本学独自の学力試験では本学で薬学を学ぶうえで必要な学力(AP1)、論理的思考力、判断力、表現力(AP2)を有しているかを評価します。
主体性(AP3)および協働態度(AP4)については、調査書で確認します。