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専門・認定薬剤師資格取得支援プログラム「Lehmannプログラム」
10人の履修生による「症例検討会・データ検討会」を2年ぶりに対面開催しました

2023年2月18日(土)、現役薬剤師を対象とした専門・認定薬剤師資格取得支援プログラム「Lehmann(レーマン)プログラム」において、1年間の成果発表の場として履修生による「症例検討会・データ検討会」が2年ぶりに対面で開催されました。
 
「Lehmannプログラム」は本学が提供するリカレント教育講座で、現役薬剤師を対象に将来の薬学領域におけるリーダーの養成を目指して2020年度から開講しており、これまでに26人の修了生を輩出しています。
今年度は、薬学的視点に基づいた症例解析や症例報告書の作成技能を学ぶ「症例報告書作成コース」を8人、適切な研究計画を立て、実践する技能と研究成果を学会等で発表する方法を学ぶ「研究計画・実践コース」を2人の履修生が受講しています。

当日は、前半に「症例検討会」として、症例報告書作成コースの8人が、各症例をもとに疾患、症状、背景などを掘り下げ、薬学的視点からの介入を検討した成果について発表。続いて後半に「データ検討会」として、研究計画・実践コースの2人が、自ら研究計画を立案し、調査・研究で得た研究データについて発表を行いました。質疑応答では他の履修生から、薬学的介入の方法や患者背景などに関する質問のほか、指導教員からは、化学構造から考えられる検討視点やさらなる調査を要する点などのアドバイスも述べられ、非常に活発な議論が交わされました。

  

また、検討会の後には引き続き、プログラムの総まとめとして1年間の振り返りを実施。履修生からは「患者さんが抱える悩みに対し、解決に向けて文献や論文調査などからもアプローチする視点が身についた」、「『目の前の患者さんのために』という姿勢を改めて大事にするというところに立ち返ることができた」など、プログラム全体を通して得られた学びについて共有が行われました。また、「プログラムで学んだ内容を社内に共有して実践に繋げられるような研修を行っていきたい」など、自身の学びをさらに発展させるだけでなく、周囲への還元に対する意気込みを語る履修生も多く見られました。
最後に指導教員から「ここで得たことを社内や地域に共有して広めていっていただければ嬉しい」、「プログラム修了で終わりではなく、これからが大事。ここで得た繋がりを大切にして、今後も何かあれば本学教員にいつでも相談してもらいたい」といった激励の言葉が贈られ、2022年度Lehmannプログラムの締めくくりとなりました。

各履修生は今回の検討会での結果を踏まえて、さらにブラッシュアップを重ね、3月に修了課題を提出してプログラム修了となります。修了後は、本プログラムでの学びを生かして各自の目指す専門・認定薬剤師資格を取得し、それぞれの臨床現場でさらに活躍していくことが期待されます。
本学では、今後も本プログラムの充実を図っていくことで、薬剤師の専門性向上だけでなく、薬学領域におけるリーダーを養成し、円滑な医療推進、健康維持への貢献を目指していきます。



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※出願期限:2023年2月28日必着