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【ニュースリリース】薬物乱用の根絶と再発防止に向け、山科区 安朱小学校で啓発活動。薬物乱用防止教育「お薬教室」を開催しました

薬物乱用の根絶と再発防止に向け、山科区 安朱小学校で啓発活動
薬物乱用防止教育「お薬教室」を開催しました
身近な薬や飲料などを正しく取り扱うことの大切さについて解説

京都薬科大学(京都市山科区)は3月14日(火)、京都市立安朱小学校(京都市山科区)で3年生と6年生を対象に、分析薬科学系 薬品分析学分野 武上教授と同分野所属の4年次生8人による薬物乱用防止教育「お薬教室」を開催しました。

  

お薬教室では、3年生に対して「薬を使うとき飲むときの注意」と題し、水以外の飲み物では薬の溶け方がどう変わるのか、実際に薬を用いて実験を行いました。6年生に対しては「カフェイン」を題材に、クイズを交えながら、身近な飲み物に含まれるカフェイン量などを確認。普段、服用している薬や口にする飲料を正しく取り扱うことの大切さについて解説を行いました。
参加した小学生からは、「薬を飲むときに一緒に飲んでいいものとダメなものがあると分かった」や、「カフェインにはいいところも悪いところもあると分かった」「これから飲んだり食べたりするときは成分表示を確認したいと思う」などの感想が聞かれました。また、実験や解説のサポートを行った本学の学生たちからは「一緒に楽しみながら学ぶことができた」「薬や飲み物の扱い方などについての解説も理解してくれたようだ」といった声が聞かれ、薬物乱用防止教育の意義を改めて感じるとともに、地域の小学生との触れ合いを楽しむ機会となったようです。

近年、若年層における大麻乱用だけでなく市販薬の乱用も深刻かつ身近な問題となっています。こうした問題に対して、地域全体で連携して再発防止に取り組むことで薬物乱用の根絶を目指すべく、本学では2015年より京都市が中心となって実施している薬物乱用防止啓発活動に協力、参加しています。
本学は薬系大学として、違法薬物の使用防止だけでなく、薬の用法・用量を守って正しく服用しなければ効果がないばかりか、自分の健康に害を及ぼす、ということの意識づけを通じて、薬物乱用防止に貢献していくことを目指しています。

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