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専門・認定薬剤師資格取得支援プログラム「Lehmannプログラム」前期の中間発表として症例・データ検討会を開催しました

2023年8月26日(土)、専門・認定薬剤師資格取得支援プログラム「Lehmann(レーマン)プログラム」において、各受講生が前期までの成果を発表する「症例検討会・データ検討会」を開催しました。

本学のリカレント教育講座である「Lehmannプログラム」は、現役薬剤師を対象に、将来の薬学領域におけるリーダーの養成を目指して2020年度から開講しており、今年度で4年目を迎えます。※Lehmannプログラムの詳細はこちら

今年度は、薬学的視点に基づいた症例解析や症例報告書の作成技能を学ぶ「症例報告書作成コース」を2人、適切な研究計画を立て、実践する技能と研究成果を学会等で発表する方法を学ぶ「研究計画・実践コース」を7人が受講。そして今年度初開講のコースとして、論文作成の基礎を理解し、わかりやすい論文を執筆できる技能を学ぶ「論文作成コース」を2人の履修生が受講しています。3コース計11人の履修生のうち、6人は昨年度あるいは一昨年度から継続履修しており、各自の目標に向けてステップアップしながら学びを深めています。

今回実施された「症例検討会・データ検討会」は、前期の講義や演習で学んできたことをもとに1人ずつ中間発表を行い、他の履修生や教員とのディスカッションを通して、年度末の最終発表に向けた課題抽出や今後の方針検討を行うことなどを目的としています。
当日は、午前中に「研究計画・実践コース」の履修生が、自ら立案した研究計画に基づき調査・研究の妥当性や方法等について発表。午後からは、「症例報告書作成コース」の履修生が、各症例をもとに疾患や患者背景、薬学的視点からの介入について発表を行った後、「論文作成コース」の履修生が、自身の調査・研究を論文にまとめることを目指して研究データや考察等について発表を行いました。

   

各履修生の発表後に行われた質疑応答では、参加者から同じ薬剤師としてさらに掘り下げてほしい点や、臨床現場での経験を踏まえたコメントなどが多く出され、活発な議論が交わされました。また、本学の指導教員からは、学会での発表を踏まえた質疑応答の仕方やスライドの構成、有効な解析方法およびデータの示し方など、具体的かつ実践的なアドバイスも送られました。

    

当日は、履修生と本学教員だけでなく、昨年度までのLehmannプログラム修了生や今年度履修生の所属先施設の方々にもご参加いただきました。今年度は初めての試みとして、症例検討会・データ検討会後に情報交換会も開催。和気あいあいとした雰囲気で大いに盛り上がり、同じ年度の履修生同士だけでなく、縦の繋がりも深めるきっかけとなったようです。

履修生は残り半期も各コースの授業等を受講しながら、各自の症例報告や研究について、今回の発表で得られた視点や課題を踏まえてブラッシュアップを重ねていき、2024年2月17日(土)に最終の成果発表を行います。