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2023年度防災訓練を本校地キャンパスで実施しました

2023年10月12日(木)、京都薬科大学は4年ぶりに全学生・全教職員を対象とした防災訓練を本校地キャンパスで実施しました。
コロナ禍においては、避難訓練の対象学年を低学年次に限定するなど、規模を縮小して行ってきましたが、今年度は4年ぶりに全学規模による訓練を復活するとともに、初の試みとなる「煙体験」も実施しました。

今年度は、京都市南部地域でマグニチュード7の直下型地震が発生し、本学愛学館食堂で火災が起こったという想定のもと、2講時終了のチャイムを合図に訓練を開始。避難開始の校内放送の後、誘導担当者の指示に従って、本校地建物内の学生や教職員、約1500人が10分ほどで中央庭園に避難しました。また、避難訓練に引き続き、「山科自衛消防隊訓練大会」に参加する教職員2人による放水訓練と、全学生、全教職員を対象に安否確認システムを用いた安否確認訓練も行われました。
 
 

赤路学長は「本当に災害が起きてしまったとき、どのように避難すれば良いのか、訓練の経験があるかどうかで全く異なる。本日の経験を記憶にとどめ、いざというときに生かしてほしい。」と話し、訓練の意義と日頃の防災意識について学生らに呼びかけました。


また、訓練終了後の昼休みには、山科消防署のご協力のもと、「煙体験」を初めて実施。この「煙体験」は、定員20名程度の教室内に体に害のないダミーの煙を充満させ、その中に作られた通路を通り抜けることで、火災時の煙でどのくらい視界が奪われてしまうのかを体験できるものです。実際に参加した2年次の学生からは「しゃがみながら歩いても何も見えず怖かった。ダミーの煙でも息がしづらくて、本当の煙だったら全く進めないと思う。」と、驚きの声が聞かれました。また、想像以上の視界の悪さに、何度も繰り返し入ったり近くの友人に声をかけて参加を促したりする学生や教職員も多く、煙の恐ろしさを体験する貴重で有意義な機会となったようです。

なお、南校地での防災訓練は11月7日(火)に行う予定です。