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キャリア支援プログラム「仕事研究セミナー」臨床開発職編が開催されました

2024年2月13日(火)に、本学進路支援課主催のキャリア支援プログラム「仕事研究セミナー」臨床開発職編が開催され、1~5年次生115人の学生が参加しました。

この「仕事研究セミナー」は、全学年を対象に、様々な業種・職種の現役職員の方や卒業生を講師に迎えてシリーズとして実施しているもので、今年度は11月にPMDA編および生産技術職編を開催。毎回、参加者の満足度が非常に高いイベントとなっています。
※PMDA編&生産技術職編の詳細はこちら

今回はアステラス製薬株式会社から本学卒業生の2人を講師に招き、臨床開発職の具体的な業務内容や製薬業界を取り巻く環境の変化などについて、ご講演いただきました。

講演では、社内の様々な部署から一つのプロジェクトチームが編成されて薬の開発業務が行われることや、社外の方ともコミュニケーションを取る機会が多く、「臨床開発は“連携”が非常に重要な仕事である」ということについて解説されました。また、海外とのミーティング機会等も多く、グローバルな仕事ができるとのお話もありました。

その他、製薬業界全体を取り巻く環境の変化として、“患者さん中心”を意味する「Patient Centricity」という考え方やDXの進展により、来院に依存しない臨床試験手法「DCT(Decentralized Clinical Trial)」など、近年の臨床開発における新たな動きについても説明があり、参加した学生たちは真剣なまなざしで耳を傾けていました。

     

講演後は、本学卒業生ならではの近い距離感で活発な質疑応答が交わされるとともに、セミナー終了後も学生が長蛇の列を作って質問会が続き、特に就職活動が本格化する直前の5年次生にとって自身の志望動機や職種理解を深める貴重な機会となったようです。

参加した学生の受講後アンケートでは、「具体的な職務や就職活動のことについて実体験を踏まえて話してくださり、自分が働く様子を具体的に想像できました」という声や「業界についての課題や新しい概念などについても知ることができ、グローバルに働くことが可能であることを知れた」などの声が聞かれました。

     

「仕事研究セミナー」は、今後も継続的に実施する予定です。現時点で希望する業種、職種が異なる場合でも、薬に関わるあらゆる仕事の現状や実情を知っておくことで、進路選択のみならず、就職活動時の志望動機づくりや面接などの内容にも生かすことができます。 学生の皆さんには、多様な領域で卒業生が活躍している本学ならではのこうしたイベント機会をぜひ積極的に活用し、自分自身の将来に役立てていただければと思います。