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「異文化への興味から日本語教師ボランティアに」3年次生 和久田沙希さん【インタビュー】

日本に在住する外国人を対象とした日本語教師ボランティアとして活動している本学3年次生の和久田わくた沙希さきさん。小学生の頃に抱いた外国で活躍する日本語教師への憧れ、活動を通じて芽生えた異文化への思いなどについてお話を伺いました。

―日本語教師ボランティアの活動について
週に1回、京都市国際交流協会の在住外国人の日本語能力向上を目的とした日本語教師ボランティアに参加しています。初級から上級までのクラスに分かれて日本語の学習をしていて、出身国も在住年数も様々です。私が担当している中級、上級クラスでは日本語で会話できる方が多いので、雑談をしていることが多く、話をするなかで誤った日本語があれば指摘します。日本在住でも周りの環境によっては日本語を使う機会が少ないので、コミュニケーションの場として参加している受講者もいらっしゃいます。雑談の中では各国の文化や考え方の違いにびっくりすることも多く、勉強になります。初級クラスを担当するときは受講者のレベルに合わせてゆっくりはっきり日本語を話すように意識しています。

―活動を始めたきっかけ
小学生の頃にたまたまテレビで日本語教師の方の特集を見て、外国や異文化に興味をもちました。高校生の頃には留学を検討しましたが、タイミングやコロナ禍の影響で行くことができませんでした。大学1年次生のときに名古屋で開催される「世界コスプレサミット」のチャンピオンシップで各国代表をサポートするボランティアに参加して、もっと外国の方と関わりたいと思うように。2年次生のときに自分で調べて日本語教師ボランティアに応募しました。
 
―活動をする中で大変なこと、意識していることはありますか?
活動を始めた頃は話題作りが難しかったので、毎朝のニュースだけでなく、図書館で新聞を読んで世界で起きている出来事を把握するようにしています。また、当日にならないと参加人数や出身国などの詳細が分からないため、文化の違いや歴史的背景も尊重しながらコミュニケーションをとるようにしています。
 
―本学に入学した理由
中部地方出身ですが、もともと歴史が好きだったので「京都」を選び、また医療系の資格を取りたいと思ったので京薬に入学しました。実際に京都に来てみて、身近に異文化が存在していることもとても魅力的でした。このようなボランティア活動に参加することができたのも京都ならではで、来てよかったと思っています。  

―将来の夢、目標はありますか?
この活動以外にも自分が興味をもったことにはこれからも挑戦していきたいと思っています。まだ将来のことは具体的には決めていないのですが、薬剤師の資格を活かしながらいろんな人と関わるようなことがしたいと思っています。京薬は卒業生の就職先が幅広いので卒業生の話なども聞きながらこれから考えていきたいです。

―在学生や高校生へメッセージをお願いします。
興味があることにはどんどんチャレンジしてみることが大切だと思います。私は様々なバックグラウンドがある仲間と一緒にボランティア活動を行っているので、刺激や影響を受けることが多いです。それがきっかけで新たな活動にチャレンジすることもできます。ぜひこの京都の地で大学入学後も一つのことに捉われずに積極的に行動して自分の世界を広げてください。



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