2024年8月20日(火)、22日(木)、23日(金)に開催された本学公認ボランティアサークルFriwilly主催の「夏の実験会」を取材させていただき、サークル代表の4年次生中井 風歌さん、同じく4年次生村上 陸さん、3年次生長野 汐里さん、2年次生鳴海 千夏さんにお話を伺いました。
―サークルについて
現在約80名で活動しています。構成員は1、2年次生が多く京薬生のみ。月に数回実験会やイベントを開催していて、平日の放課後に集まって企画や準備をしています。参加は強制ではないので普段はゆるっとした雰囲気で活動しています。子どもと関わりたい、地域の役に立ちたいという思いの部員がほとんどなので、皆穏やかな性格で仲が良く、縦の繋がりも強いと思います。
―夏の実験会について
毎年夏に開催していて、児童館で参加者募集のチラシを配布しています。今年は直前に山科夜市にも参加させていただいたので、そこでもチラシを配布し、3日間で約50人の子どもが参加してくれました!リピーターの方もいらっしゃるので、過去に実施した内容と被らないように、新しい実験を考えているので大変ですが、どうしたらうまくいくか、薬学部での知識や経験を生かして皆で根気強く取り組んでいます。
今年は「糸電話作り」、「野菜の酵素実験」、「水の中で消える絵」、「イソジンとビタミン剤」、「スライム作り」の5つの実験を行い、どれも大盛り上がりでした。自分たちが考えた実験で子どもたちが喜んでくれるのを見ると、とても嬉しいです。
―活動の中で苦労したこと
長野さん:最初は実験会の現場で子どもたちに話しかけたり、分かりやすく説明したりすることが難しく感じました。
鳴海さん:今回私はしおりを担当して、子どもでも読みやすいように漢字や表現を工夫しました。ただ楽しい実験をするだけでなく、なぜそうなるのかについても理解してもらえるように心がけました。
中井さん:一から自分たちで企画して準備するため、責任やプレッシャーが大きかったです。子どもたちが怪我したり、喧嘩したりしないように気を付けて実施しました。
村上さん:今回は集客も自分たちで行わないといけなかったので、そこも苦労しました。最初はなかなか集まらず、急遽山科夜市でもチラシを配って、結果的に約50人の参加者が集まり、ほっとしました。
―これまでの活動で印象に残っていること
中井さん:私はコロナ禍での入学だったので、最初は実験会もオンラインでの開催でした。2年次生の夏頃に初めて対面で実験会を行い、子どもたちのリアクションを肌で感じられたことが嬉しくて印象に残っています。
長野さん:確かに、私も子どもたちのリアクションが、想像以上に良くて印象に残っています。また、子どもたちだけでなくお祭りや外部のイベントに大学の友達が来てくれる機会もあり、皆が喜んでくれるのが嬉しかったです。
鳴海さん:やっぱり自分たちが一生懸命準備したもので皆が喜んでくれるのは、やりがいを感じられる瞬間ですよね。
村上さん:実験会はどれも印象に残っていますが、最上級生として、僕は後輩の成長を日々感じられるのが嬉しいです。最初は説明もしどろもどろだったのに、いつの間にか皆頼りになる存在になりました。
―入部したきっかけ
鳴海さん:私は入学前のオンラインスクーリングでFriwillyを知りました。その時のテーブルホストが村上さんで、サークルでの活動を教えてくれて興味を持ったんです。入学後は、私もオンラインスクーリングのテーブルホストを務めました。そこでサークルについて話した新入生が今年の新歓に来てくれて本当に嬉しかったです。
長野さん:私は入学後に知りました。ボランティアや企画・運営をしてみたかったので入部を決めました。
村上さん:僕は高校生の時から学内向けサイエンスショーを部活でやっていたので、元々こうした活動に興味がありました。
中井さん:私はボランティアというよりも、自分たちで話し合ったり、イベントを企画したりするようなサークル・部活を探していました。また、学内だけでなく地域と関わることにも興味があったので自分にぴったりのサークルを見つけたと思いました。
―今後の予定
9月14日(土)児童館 実験会
10月初旬~中旬 山科バルフェスタ
11月1日(金)、2日(土)、3日(日)京薬祭
12月7日(土)児童館 実験会
を予定しています。毎月1、2回は何らかのイベントを行っているので機会があればぜひ、参加してください。
―在学生や高校生にメッセージ
鳴海さん:将来何になるかはまだ分からないですが、病院や薬局で薬剤師として就職するなら子どもと関わることも多いと思うので、このサークルでの経験は今後役に立つと思います。また、雰囲気がゆるっとしていて仲の良いサークルなのできっと大学生活が楽しくなると思います。
長野さん:私も毎日楽しいです。また、Friwillyに入って、研究室のことや勉強について先輩方に教えてもらえることが多くあったので、学業面でも入って良かったなと感じています。
村上さん:子どもと関わりたいという気持ちの学生が多いので、やっぱり皆、雰囲気が優しいです。自分たちで何かを企画して、子どもと関われるのはこのサークルならではなので、そこが魅力かな。
中井さん:何をするにも、皆で話し合って一から作っていくので、皆で協力したり、どうやったらもっと楽しくできるか考えたり、向上心をもって活動できる方はぜひFriwillyに入って欲しいです。
過去の掲載インタビューについては
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