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京都薬科大学公開講座を開催しました

2024年11月24日(日)、本学で市民向け公開講座を実施しました。今回は「次世代のがんプロフェッショナル養成プラン」と共催で、国立がん研究センター中央病院薬剤部主任の久保晶子先生と兵庫県立丹波医療センター小児科医長の市川裕太先生による講演が行われました。

   

久保先生からは、「アピアランスケアって何?~がん治療に伴う外見の変化に悩まず、自分らしい生活を送るために~」と題して、抗がん剤治療による皮膚症状に対して、薬剤師が取り組むアピアランスケアについて紹介が行われました。またスキンケアの重要性だけでなく、外見の変化で困るときや不安・疑問があるときは医療者に気軽に相談できることなど、がん治療の苦痛を軽減するために医療者が行っているケアをご紹介いただきました。
市川先生からは、「腎疾患から学んだこと:小児科医への道を辿る私の半生と今」と題して、小学生時代に難治なネフローゼ症候群を発症し、悪性リンパ腫にも罹患した闘病生活のこと、その後奇跡的な回復を遂げた体験をもとにお話いただきました。現在は自身の経験も伝えながら診察にあたっておられ、「病気で苦しむ子どもたちの気持ちを少しでも分かってあげられる小児科医をこれからも目指していきたい」と述べられていました。
当日は総勢45人の方々にご参加いただき、アンケートでは「もっと話を聞きたいと思った」、「薬剤師に病気について相談するという発想はなかったが、今回で身近に感じるようになった」などの感想が寄せられました。


本学は今後も公開講座の開催等を通じて地域に貢献できる大学を目指していきます。