生薬学分野では、古来、人類が利用してきた天然薬物や西洋ハーブおよびスパイスなどの薬用食品を素材とし医薬先導化合物や機能性成分の開拓を志向した研究を行っています。さらに、活性成分の作用メカニズムや活性発現の必須構造の解明など構造活性相関の解析および分子プローブを設計応用して標的分子の解明を進めています。主な研究テーマは、①薬用食品やハーブ類に含まれる抗アレルギー、抗炎症、抗がん、抗糖尿病、抗肥満作用成分などの探索、②メディシナルフラワー(薬用花)からの生体機能性成分の探索、③優良和薬の確保・供給のための研究です。