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学長挨拶

薬学の未来を拓くファーマシスト・サイエンティストの育成を目指して

本学は、ドイツ人教師、ルドルフ・レーマンの薫陶を受けた少壮の門人によってドイツ語を通じて西洋の医学・薬学を修得することを目的に創立された京都私立独逸学校に始まり、私立薬系大学では二番目の歴史と伝統を有する大学で、2014年には創立130周年を迎えました。本学は、「愛学躬行 Philosophia et Praktikos」に表されるように、自主・自立、生涯学び、実践することを建学の精神とし、22,000人を超える人材を製薬企業、病院、薬局、大学、行政に送り出し、高い評価を得ております。

2006年に開始された歴史的な薬学教育6年制も10年が経過しました。この間、薬学教養科目、専門基礎科目、専門科目、実習・演習、病院・薬局実習、卒業論文研究まで6年間の一貫した教育プログラムを整備してきました。また、これらのプログラムの実施のための学舎などの環境整備も完成しております。本学は6年制教育の目的として、Science(科学)、Art(技術)、Humanity(人間性)のバランスのとれた人材、すなわちPharmacist-Scientist(ファーマシスト・サイエンティスト)の育成を目指しています。

かつての薬学4年制は「薬物という物質」に重きを置いた教育が主流でありました。しかし、医療の科学・技術の進歩のみならず、患者に寄り添う医療者の心がなくては質の高い安全・安心の医療を提供することはできません。このようなことから、本学では薬学の専門知識・技術のみならず、豊かな人間性を備えたファーマシスト・サイエンティストの育成を教育目標としており、6年制の卒業生も約2,000名(2016年)にのぼり、製薬産業界、病院・薬局などの医療施設、行政、大学、さらには健康をサポートする食品業界などに進出し、チーム医療、地域連携医療、新薬の開発、医療行政の変革のみならず、新時代に呼応した医療推進・健康サポートに活躍が期待されております。

6年制の開始とともに重視してきましたことは学部薬学教育と連動した大学院教育であります。6年制薬学部に連動する4年制博士課程は、医療現場、製薬企業、行政での将来のリーダー(博士号を持った薬剤師)を育成することを目的に設置しており、「基礎薬学コース」、「臨床薬学コース」、医学系大学と連携した「がんプロコース」、医薬品医療機器総合機構(PMDA)と連携した「レギュラトリーサイエンスコース」を設置し、伝統の中で育まれた実績をもとに独創的研究を展開すること、研究領域の異なる研究室間での共同研究ならびにトランスレーショナル・リサーチの推進、また海外の大学・研究機関への研究留学の奨励によって、先導的な基礎薬学、臨床薬学のリーダーたるべき人材を育成しております。これらの人材によって、将来の6年制薬学は隆盛するものと期待しております。

本学の6年制薬学教育は、諸先輩方の実績と現在の職員の協働的努力をエネルギーとして、すでに離陸し、医療変革という未知の大空に向けて上昇を続けております。130有年前に熱い思いの少壮の学徒が困難を克服し、本学の礎を築いたように、薬学の未来を拓く思いの若人が集いくることを期待しております。

京都薬科大学長