学部 教育・研究

生命薬科学系 - 公衆衛生学分野

教員紹介

教員名フリガナ職位学位
松本 崇宏マツモト タカヒロ助教博士(薬学)

研究内容

変異原性物質は遺伝子損傷を起こす物質であり、「がん」は変異原性物質によりがん遺伝子やがん抑制遺伝子に突然変異が生じることによって起こると考えられています。しかし、環境中の変異・がん原物質の多くはまだ解明されておらず、生体内において内因性変異・がん原性物質も生成されると考えられるようになってきました。当分野はそのような外因性および内因性の変異原性物質及び抗変異原性物質を探索し、分離・構造決定するとともに、それらの生物活性を調べることにより、がん予防に貢献することを目的とした研究活動を行っています。また、日本各地の研究機関・病院と連携することで、喘息症状の悪化と大気環境の関係性を調べています。これにより、喘息発作を引き起こす新たな大気汚染物質を明らかとすることで、喘息症状悪化予防の助けとなる知見を見出します。