スノーボードのトリック専門スクールでコーチとしても活動している6年次生の
佐原大暉さん。自身も大学生になってから本格的に始めたスノーボードで技を磨きながら、たくさんの人に楽しんでもらえるようレッスンを行っており、学業との両立や今後の目標についてインタビューしました。
ー活動内容を教えてください
冬になると岐阜県のスクールでジャンプやジブなどのスノーボードの技を教えるコーチをしていて、合間にはひたすら滑って自分の練習をしています。大会に参加することもあり、主にバンクドスラロームというタイムを競う種目に出場しています。
またリフトが整備されているスキー場だけでなく、大自然の中を滑り降りるバックカントリーにも挑戦していて、仲間と一緒に雪山を3~5時間かけて登ったりしています。危険が伴うこともあるので、研修をしっかり受けて、雪崩や遭難などに注意しながら楽しんでいます。岐阜県のスクール以外にも、長野県や新潟県のスキー場まで行くこともあり、土日に行くことが多いです。ウィンタースポーツのイメージが強いですが、夏は大阪の室内の練習場で専用の板を使って芝生を滑って練習しています。
ー競技を始めたきっかけは?
高校生のときに友達がカナダへ留学してスノーボードをやり始めたので、自分もやってみたいと思うようになりました。大学生になって運転免許を取得してからスキー場に通うようになり、授業がない日に滑りに行っていました。最初はただ滑るだけでしたが、技に挑戦してみたいと思い、3年次生でスクールに通っているうちにコーチをやってみないかと誘われました。コーチとして教える立場にはなりましたが、自分自身まだまだだと思っているので、練習も続けています。
ー学業との両立は大変ですか?
課題や試験前の勉強、研究活動と両立するために、スケジュール管理はしっかりするようにしています。スキー場までの移動時間が長いため、なかなかまとまった時間を取ることができないですが、試験前はスキー場のリフトやゴンドラに乗りながら暗記科目の勉強をしていることもあります(笑)平日は塾と飲食店のアルバイトを掛け持ちしたり、全部自分のやりたいことに取り組んでいるので苦に感じたことはないですね。毎朝、やらなければいけないことを書き出して、それを順番通りにやる、もし終わらない場合でも1週間以内には完了させるということを自分のルールとして意識しています。
ーこれまでの活動で印象に残っていることはありますか?
スクールは初めて技に挑戦してみようと思って参加してくれる方が多いので、だんだん上手くなってくると嬉しいですし、やりがいも感じます。参加者の方と意気投合して一緒に滑ったり、プロを間近でみて刺激を受けることもあります。夏のオフ施設での練習を通じて、他大学の同年代の友達ともつながることができたので、コミュニティも広がったと感じています。
ー本学に入学した理由について
小学生の頃から高校生まで薬を服用していた経験があるので、将来は薬に関わる仕事をしたいと思っていました。大学進学を考えた時に、京薬は歴史が長く、OB・OGがたくさんいること、また知り合いの薬剤師の方がおすすめしてくれたこともあり、入学しました。理系科目は比較的好きでしたが、低年次の頃は特に有機化学が分からなくて大変だったので、重点的に勉強しました。今では苦手意識もなくなって、現在は国家試験に向けた勉強を始めています。
ー将来の夢、今後の目標を教えてください
直近だと、一番大切なのは国家試験に合格すること、あと2月に開催される京都マラソンに出場することも目標です。もともと走ることが好きなのでフルマラソン完走に向けてトレーニングもしています。
就職先は薬局に内定しているので、薬剤師として患者さんに向き合っていきたいと思っています。将来的には会社経営に携わるような仕事にも興味があるので、簿記などの資格取得や勉強も取り組んでいきたいです。
もちろんスノーボードもずっと続けていくつもりです。
ー課外活動との両立を考えている本学志望者へメッセージをお願いします
バイタリティとやる気があればなんでも続けることができます。自分自身、考えている暇があるなら、まずは行動してみるということをモットーにしていて、行動しないと何も始まらないと思っています。日々の課題や試験、アルバイトなども自分のスケジュール管理次第でなんでもできるので、まずはいろんなことに挑戦してほしいと思います。
自分自身の大学生活を振り返ってみて、京薬での6年間はとても充実していました。ぜひ大学生活でたくさんのことにチャレンジしてください。
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