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沖縄から京都へ。視野を広げて地元で活躍できる薬剤師を目指す 4年次生 友利 結衣さん【インタビュー】New

沖縄県出身で4年次生の友利ともり 結衣ゆいさん。京都にある本学を志望した理由や大学生活についてインタビューしました。

ー出身地について
 沖縄県の那覇市の出身です。那覇は沖縄の中では比較的賑やかな場所で、観光地としても有名です。祖父母や両親の世代は少し方言も使いますが、私の世代ではあまり方言は使用していなくて、たまに気を抜くと「~さ」と言ってしまうことがあります。旅行で行ったことがある方もいらっしゃると思いますが、海がきれいで、のんびりしている所です。
 沖縄にも大学はありますが、私も含めて理系選択の高校生は沖縄県外の大学へ進学する人が多く、九州や関西、関東などいろいろなところへ進学しています。

ー本学を志望した理由
 父が薬剤師だったので、小さい頃から薬剤師を間近で見てきたということと、化学が好きなので薬学部を志望しました。沖縄には薬学部がないので、薬学部がある大学の資料をたくさん取り寄せて情報収集をしていたところ、京都薬科大学を見つけました。単科大学なのでみんなが同じ目標で勉強できること、充実した施設、高い国家試験合格率、京都に住めることが決め手となり、志望しました。また、化学が好きで実験や研究にも取り組みたいと思っていたので、研究室の種類が多いことから自分の興味のある研究を見つけられるのではないかと考えました。今は研究室に所属して半年ですが、研究テーマに沿って先生や先輩に教えてもらいながら研究を進めています。

ー学生生活の様子
 
中学校、高校でバドミントン部に所属していたので、大学でもバドミントン部に入部しました。3年次生前期まで週2回活動していて、友達もたくさんできました。京薬祭で模擬店を出店したことも良い思い出です。
 1年次生の時に履修した基礎演習の授業で一緒の班になった友人とは特に仲が良く、今は同じ研究室で一緒に頑張っています。同学年には沖縄出身の方はいないこともあり、入学当初は1人で不安でしたが、出身地の話がきっかけで興味を持ってくれたり、話しかけてくれる方が多かったです。
 アルバイトはしておらず、日々の勉強と、せっかく京都にいるので視野を広げたいと思い、お寺巡りや観光などをしています。沖縄以外の方は当たり前の感覚だと思いますが、沖縄の場合、他県に行く時は飛行機を使うので、電車ですぐに他県を往復できるということも最初は慣れませんでした。

ー大学生活で印象に残っていることや苦労した点など
 1人暮らしを始めて、最初の2ヶ月は1人の時間が寂しくて地元に帰りたいと思っていたこともありましたが、だんだんと慣れて友達もできたので楽しめるようになりました。また、地元との違いにとにかく驚くことが多く、雪が降ることも新鮮でしたし、ダウンジャケットを初めて買いました(笑)京都は四季の移り変わりがきれいだなとも思いました。
 他にも、沖縄では短い区間のモノレールしかなかったので、電車や駅での乗換、踏切などもドキドキしました。大学生活だけでなく、日常生活にも慣れるまでが大変でしたが、京都の良いところを知ることもできたと思っています。また、沖縄を離れてみたことで、改めて自分の地元が好きだという気持ちにも気付くことができました。

     

ー将来の夢、今後の目標
 まずはまだ始まったばかりの研究活動にしっかり取り組みたいと思っています。そして将来は地元の沖縄で患者さんに寄り添える薬剤師になり、沖縄の医療に貢献したいと思っています。これから実務実習もあるので、地元で実習ができたらいいなと考えていて、今後就職先についても考えていこうと思っています。

ー本学志望者へメッセージがあれば
 京薬は関西出身の学生が多いですが、遠方から来ている人もいます。最初は知らない場所、知らない人たちの中に飛び込んでいくことは不安に感じますが、少しずつ慣れるので大丈夫です。また、話しやすい先生・先輩が多く、研究活動の指導だけでなく、たわいのない話で盛り上がることもあります。
 もしまだ自分の目標や興味のある分野が明確でなくても、京薬では幅広い内容でいろいろな研究室もあるので、自分に合ったものを見つけることができます。ぜひ京都の地で充実した大学生活を送ってもらえればと思います。


友利さん:中央


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