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京都市立安朱小学校で薬物乱用防止教室を開催しましたNew

2025年12月8日(月)、京都市立安朱小学校の3年生の児童を対象に、分析薬科学系薬品分析学分野 武上教授と同分野所属の5年次生6人による薬物乱用防止教室を開催しました。


 今回は「くすりを使う時・のむ時の注意」をテーマにまずは薬の種類や服用するタイミングについて説明を行いました。その後、薬の服用方法に関するクイズを実施。薬を水以外の飲み物に混ぜるとどうなるか?というクイズでは各自が予想した後、本学学生のサポートのもと実際の市販の飲料に混ぜる実験を行いました。事前に用意した鉄剤を緑茶に溶かしたところ、緑茶が真っ黒に変色したことで「えーっ!」「真っ黒になった!」という驚きの声とともに「匂いはどうだろう?」「どうして黒くなるんだろう?」と児童たちはじっくり観察しながら様々な意見を述べていました。また胃薬とオレンジジュースを混ぜる実験も同様に行い、水以外で服用すると薬の効果が発揮されなくなるということを理解してもらえたようでした。

     


 最後の感想では「飲み方を間違えると薬が体を守ってくれなくなることがわかった」「効果が発揮されないことがわかった」という意見が多く、他の飲み物だとどうなるのか調べてみたいという声もありました。その後児童たちのささいな疑問にも本学学生が対応しており、児童との関わりを通じて薬の大切さを改めて認識できる機会となりました。
 本学では2015年より京都市が中心となって実施している薬物乱用防止啓発活動に協力、参加しており、薬系大学として、違法薬物の使用防止だけでなく、薬を正しく服用することの意識づけを通じて、薬物乱用防止に貢献していくことを目指し、今後も活動を続けていきます。