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澤田 果奈さん【卒業生インタビュー】New

2024年3月に本学を卒業後、ロート製薬株式会社に就職した澤田さわだ 果奈かなさん。2025年12月には企画から発売まで携わったリニューアル商品「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」が発売されました。日々、自社製品と向き合いながら業務を行っている澤田さんに、お仕事内容や就職活動のこと、在学時の思い出などをお聞きしました。

ーお仕事内容について
 2024年3月に卒業し、ロート製薬株式会社へ入社しました。入社後は約9か月間の研修を経て、東京のメディカル事業部に配属となり、約3~4ヶ月間、皮膚科などで扱われる医薬専売化粧品に関わる仕事をしていました。その後、プロダクト&ブランドマーケティング部に異動し、現在は大阪の本社で働いています。
 弊社では様々な商品を発売していますが、各ブランドで担当が決まっており、私は日焼け止めの”スキンアクアトーンアップUVエッセンス”やスキンケア用品の”メラノCC”などを担当しています。ブランドや商品のコンセプトを検討するマーケティング、市場調査やお客様インタビューなども行っていて、発売から8年経過したスキンアクアトーンアップUVを大幅にリニューアルし、2025年12月に発売することができました。まだまだ若手ですが、社内外のたくさんの方にフォローしていただきながら挑戦できたことでやりがいにも繋がりましたし、大きな経験になったと感じています。

ー新商品の企画~発売まで
 商品によりますが、発売の数年前からスタートすることが多いです。スキンアクアトーンアップUVは発売から8年が経過したシリーズだったので、まずはメインターゲット世代のニーズの探索、その後改良のチャンスがあるのではないかいうことで、プロジェクトが始動しました。今回は日焼け止めなので、成分などは製剤や開発する部署と処方を考えたり、パッケージデザインも考えます。商品も魅力を伝えるためのデザインを検討するのですが、より良いものにするため数か月にわたり毎日のようにデザイン会社とやり取りをしました。また、サンプル評価も丁寧に行い、お客様へのヒアリングなどを経てブラッシュアップしていきます。次々と課題が出てくるのは当たり前で、商品を作るうえで欠かせない取引先や、取り扱ってくださるドラッグストアなども訪問しながら社内外の方と協力して解決していきました。
 その後は発売に向けた最終調整、発売後の販促、SNS広告などを社内の担当や営業と綿密にコミュニケーションをとりながら決めていきます。

ー苦労したこと、楽しかったこと
 既存のシリーズではありましたが、ほぼ新商品になるような大きなリニューアルだったので、今の商品を購入しているお客様に引き続き購入してもらいながら、新規のお客様も獲得していくためにはどうしたらいいかということに悩みました。また実際にプロジェクトが進んでいくと、業務量がぐっと増えるので体力的に大変な時もありました。一生懸命向き合っているとどうしても視野が狭くなりがちなので、常に社外の方やお客様の声を聞いたり、周りの先輩に相談してフォローしていただきながら発売までやり遂げることができました。厳しいことを言われて泣いて帰った時もありましたが、職場の雰囲気がとてもよく、たくさんの方がサポートしてくれましたし、それがしんどい時の心の支えになりました。そして自分が携わった商品が自社工場で形になっていたのを見た時には涙が出るぐらい嬉しかったです。SNSでの反響やコメントなども見ているとグッときますし、頑張ってよかったと思っています。


ー企業に就職を決めた理由
 もともと入学したときはなんとなく薬局薬剤師になるようなイメージをしていたのですが、5年次生の実務実習で様々な病気や未病を抱えている患者さんと関わったことがきっかけで、病気を防ぐためのヘルスケアに興味をもつようになりました。実務実習後、企業への就職に向けて準備をするようになり、また関西出身なので関西に本社がある企業を探していました。
 興味のある企業は複数ありましたが、ロート製薬は面接を受ける中で、周りの方が温かくて、働きやすい環境であること、やりたいことができる、という企業風土に魅力を感じ、第1志望とし、縁があって就職しました。就職して2年経過しましたが、面接時に感じた風土や雰囲気は今も実際に感じています。

ー本学へ入学した理由を教えてください
 もともと化学が好きだったので、中学3年生のときに将来は化学を仕事に生かしたいと思っていました。調べていく中で、薬剤師の資格も取れるということがわかり、薬学部を目指すようになりました。関西で薬学部を考えたときに京薬は就職に強いこと、歴史があって様々な業界にOB・OGのコネクションがあるということが決め手となって入学しました。

ー大学生活で印象に残っていることはありますか?
 今振り返ってみると勉強が大変だったという印象が強いですね(笑)特に1~3年次は授業もびっちり詰まっていますし、試験前のプレッシャーもすごかったので覚えています。それでも4年次からは低学年次で勉強した内容が研究や実習で生かせるようになって、知識が身についていることを実感して充実感もありました。配属された薬品分析学分野では9時~18時まで研究室の仲間と研究活動をして、その後はご飯を食べに行ったり、コミュニティも広がって楽しい大学生活だったと思っています。
 ダンスサークルにも所属していて、2年次生のときにはサークルの代表もしていました。学業との両立が大変でしたが、いい経験ができたと思います。

ー就職活動のアドバイス
 まずは自己分析が大切だと思います。私自身、将来は薬剤師として生きていく、というなんとなくのビジョンでしたが、実務実習を経て企業への就職を志望するようになった時に、自分がどんな仕事・生活をしたいのかということを自問自答しながら深堀していきました。これがはっきりしていると自然と自分の考えを話すことができますし、実際の面接に臨む時にもあえて練習は行わず、自分の言葉で考えを伝えるようにしました。進路に悩んでいる時でも、まずは自己分析をじっくりすることでいい答えが出てくると思いますし、なりたい自分、やりたいこと、をぜひ考えてみてほしいです。
 また、企業の就職を希望されている方は早くから就職活動をスタートすることが多く、孤独感を感じることがあると思います。それでも自分の考えをしっかり持って、薬剤師としての個性を掛け合わせて自信をもって就職活動に臨んでください。

ー今後の目標について
 まずは今回リニューアルとなったスキンアクアトーンアップUVがたくさんの人に届いてほしいですね。そのために商品の魅力を的確に伝えることができるようにこれからも頑張ります。
 個人的には現在の部署で経験を積み、将来的にはOTC医薬品の商品に携わることができたらと思っています。薬学部で勉強し、薬剤師資格を持っているからこそ、実務実習で得た臨床現場での経験や患者さんの声を反映した商品の展開につなげたいですね。その中で薬剤師として実際に薬局等でお客様と関わることができたらと思っています。

ー本学志望者へメッセージ
 京薬はいろいろな進路が選択できますし、先生方も経験豊富なので、いつでも相談にのってもらうことができます。薬学部=薬剤師というイメージが強いと思いますが、視野を広くもって自身の将来を考えてみてください!

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