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企業提示のテーマ「食×薬」に基づき学生がオリジナル製品を提案―2022年度「社会人力養成講座」最終プレゼンを実施しました

2022年12月9日(金)、3年次生の希望者31名が受講する選択制プログラム「社会人力養成講座」の最終プレゼンテーションが行われました。
この講座は、実社会で取り組まれているリアルな課題に対して、グループで解決方法の立案・発表をすることを通して「社会人力」を学ぶことを目的に、2019年度から実施しており、今回で4回目となります。全10回で構成される本講座では、協力企業から提示されたテーマに従って、学生3~6名ずつのグループごとに新たな製品の企画立案・発表を行います。

今年度は、協力企業であるMeiji Seika ファルマ株式会社から「医薬品会社として『食×薬』を活かした新たな製品を考える」というテーマが提示され、受講生たちは、市場調査の方法や企画立案における視点、プレゼンのコツに至るまで、講師から指導を受けながら、最終プレゼンに向けて準備を進めてきました。

当日は、1講時と2講時で各3グループずつの発表が行われ、「アレルギー耐性獲得療法用のお菓子」や「高齢者向けのプロテイン入りトローチ」といった、これまでに学んだ薬学の知識を生かしながら、オリジナリティあふれる企画が提案されました。
  

プレゼンでは、実社会と同様に、単に斬新なアイディアであるだけでなく、市場にどのような課題があり、どうすれば解決できるのか、他社および自社製品との競合など、明確なエビデンスに基づいた提案となっていることが求められます。それらの視点を踏まえて、協力企業による審査・講評が行われ、各講時の1位と2位のグループには景品が贈られました。

プレゼンを終えた受講生からは「時間がない中での資料作成が一番大変だった。プレゼンは、話すのが好きなメンバーが多くてスムーズにできた」、「中間発表はボロボロだったけど、そこから2週間で、皆でブラッシュアップしていった」などの声が聞かれ、プレゼンを終えた安堵とともに、グループで協力してやり遂げた達成感も垣間見えていました。
協力企業の担当者からも「非常にレベルの高い発表が多く、質疑の際もどのような質問をすべきか考えさせられた」との評価をいただき、受講生にとって、実践的に企画提案のプロセスを学ぶ貴重な機会となったようです。

12月16日には、最終プレゼンを含めたこれまでの振り返りが行われ、今年度の講座全10回が締めくくられました。
 

  

2022年度「社会人力養成講座」概要

■講義日程
① 9/16 (金) オリエンテーション
② 9/30 (金) テーマ発表(協力企業参加)
③ 10/7 (金) 調査の方法
④ 10/14(金) 調査まとめ
⑤ 10/21(金) プレゼン準備
⑥ 11/4 (金)  企画策定
⑦   -        個別フォロー(講師とメール等でやりとり)
⑧ 11/25(金) 中間発表
⑨ 12/9 (金)  最終発表(協力企業参加)
⑩ 12/16(金) 振り返り

■参加者 3年次生 31名

■講師と協力企業
講  師: 松田 剛典(一般社団法人キャリアラボ)
協力企業: Meiji Seika ファルマ株式会社



キーワード:キャリア教育、進路支援、企業連携