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教育・研究情報お知らせ

京都市立鏡山小学校で薬物乱用防止教室を開催しました

2024年1月30日(火)、京都市立鏡山小学校で6年生の児童88人を対象に、分析薬科学系 薬品分析学分野 武上教授と同分野所属の5年次生による薬物乱用防止教室を開催しました。

鏡山小学校で本学教員による薬物乱用防止教室を行うのは初めてで、今回は「カフェインや飲み合わせ 飲むとき気を付けたいこと」をテーマに、グループワークや実験を交えた授業を実施。お茶やエナジードリンク、頭痛薬を実際に手に取りカフェイン量を調べるワークでは、参加した児童からエナジードリンクの次にお茶のカフェイン量が多いことに驚きの声が上がっていました。

   

また、薬を緑茶で飲むとどうなるかビーカーを用いた実験も行われました。薬が溶けて黒く変色したお茶を見て「今まではお茶で飲んでいたけど次からは薬は水で飲もうと思った」という感想が聞かれ、薬を正しく取り扱うことの大切さを実感した様子がうかがえました。

   

サポートとして参加した学生からは「自分で実験することで小学生たちも思い出になって、薬を飲むときに思い出してくれるといいなと思った」「病院実習で子ども向けのお薬教室を開催したことがあったのでその経験が生かせた」との声が聞かれました。本学学生にとっても自分たちの知識や経験を生かしつつ地域の子どもたちと触れ合える良い機会となったようです。

最後に、武上教授から「これから飲む物、食べる物に何が入っているかしっかりと調べて自分の体は自分で守るようにしてほしい」との言葉があり、児童たちが大きく頷く場面も見られました。

本学では2015年より京都市が中心となって実施している薬物乱用防止啓発活動に協力、参加しており、薬系大学として、違法薬物の使用防止だけでなく、薬を正しく服用することの意識づけを通じて、薬物乱用防止に貢献していくことを目指し、今後も活動を続けていきます。