大学のご案内

学長挨拶

伝統と実績を礎に、次世代の医療と健康を担う優れた薬学人材を育成する

京都薬科大学は、1884年に京都私立独逸学校として創立されて以来、明治、大正、昭和、平成、そして令和に至る142年に渡り、多くの優れた薬学人材を輩出してきました。創立に貢献したドイツ人教師・ルドルフ・レーマンの学生に対する “Philosophia et Praktikos” という教えは、学問を愛し、実践する「愛学躬行」として本学の建学の精神となっています。京都薬科大学の長い歴史と伝統に中で、「愛学躬行」は25,000人を超える卒業生、そして在学生に受け継がれており、薬学人材としての活躍と社会への貢献を支える精神と言えます。 現在、高等教育機関としての大学では、今後到来する予測困難な時代を担う学生に対して、自律的な学修者となることが求められています。自律的な学修とは、「学生自身が目標を明確に意識しつつ主体的に学修に取り組むこと、その成果を自ら適切に評価し、さらに必要な学びに踏み出していく」ことになります。薬学人材が担うべき医療についても、少子高齢化が進み、また健康を脅かす感染症の蔓延や難病・希少疾患の増加等が危惧される中、未来のダイナミックな変化に的確に対応することができる自律的な薬剤師を育成することが求められます。 「愛学躬行」は、学問を修め究めるために自ら実践すること、すなわち自律的な学修者になることを志向するものであり、京都薬科大学は、薬学部、そして大学院において、学生の「愛学躬行」を支える高度な学修者本位の教育として、「何を学び、身に付けることができるのかを明確にし、学修の成果を実感できる教育」を提供します。これによって、先進医療や創薬、保健衛生等において指導的な立場で活躍し、医療の発展、健全な社会の発展に貢献できる自律的な薬剤師の育成を推進します。 京都薬科大学の財産は、学生の自律的な学修を支えることができる医療、創薬、行政、保健衛生等の薬学分野で活躍する多くの卒業生からの支援、学究の場として充実した環境・設備、そして薬学教育研究において豊富な経験と優れた実績を持つ教員陣からの支援にあります。これらを礎として、京都薬科大学は「研究の京薬」としてのブランディングの向上を図ります。すなわち、「研究の京薬」として、自律的な薬剤師としての活躍や貢献に必要な研究能力(課題発見・問題解決能力にとどまらず、創造的思考力まで)を備えた優れた薬剤師の育成を進めます。 悠久の歴史の中で、伝統と文化が息づく京都の一角、山科に位置する本学において、学生が未来の医療、そして未来の薬学の発展を担う人材として成長し、社会、そして世界に羽ばたくことを願って、わたくしのご挨拶とさせていただきます。

京都薬科大学長 平田 收正